TWE-LITEでの取組   : システム概要


いままでESP32-DevKitCを使ってシステム構築を試みてきましたが、1:n間 BLE通信が予想以上に難しく時間がかかりそうなので今年度中にシステムを
完成させるには時間が無くなって来たので、以前とりかかっていたTWE-LITEに切り替えてシステム変更をしたいと思います。

当面は、親機はノートPCにUSBタイプの MONOSTICK を使用し完成時はRaspbberyPi3に切り替えます。
子機3台(2台:列車、1台:自動車)は、TWE-LITE-DIPを使用します。
列車の動力は、コンデンサからのパワーで独立して走行します、ただ予備としてレールから常にDC6Vが供給されているのでコンデンサの電力が低下
することは有りませんが、長くレール上を車両が走行していると接触不良が多発するので充電が途切れる事が考えられますが、その時はコンデンサだけの
パワーでジオラマ内を無給電で数回は走行可能で、最悪ホームのレール上(ここだけメンテナンスされている)で充電することとなります。

子機回路の原型は下記の通りです。 <拡大可>


列車用動力車ユニットは、花園製作所製(大型車輪:通常の1.4倍:生産中止)を使用します。
無理をお願いして製作して頂きました。納入後チェックしましたら非常に静か(ギヤこすれ音が小さい)なのと印加電圧もDC5Vもあれば十分(無負荷)
最高回転に達していますので、更に回路負担が小さく小型化が可能となってきました。
従来のDCC制御では、モーターの印加電圧は10V-18Vであったのが、5Vで可能であれば上記回路図のLTC3111の大型基板が必要なくTPS63000の小型基板
に置き換えができます。



自動車にも同一の回路を搭載しますが、車体はまだ未決定です。(ステアリング機構が難点です)
森のねんど研究所へ相談中です。

【 今後のスケジュール 】
1.MONOSTICK (ノートPC:Windows10)を使って、個別の TWE-LITE と双方向通信
 <MONOSTICK->TWE-LITE>
  * 列車ID
  * モータースピード
  * 前照灯、後方灯制御
  * 列車進行方向
 <TWE-LITE->MONOSTICK>
  * 列車ID
  * 電池電圧(実際はコンデンサ電圧)

2.ノートPC(Windows10)を RasPi(Linux:Raspbian) へ移行

3.ArduinoMEGA と RasPi 間 SPI & I2C 等で列車位置情報、ポイント切替制御の情報交換

4.ジオラマ内、LED照明、水車、ケーブルカー等の制御は、別 Arduino で制御



以前使用していたTWE-LITE搭載車両(分解中の為、見苦しい状態です)