個別回路検討:レギュレータ基板選定


前頁でコンデンサを5.5Vと決定しましたので、1V強~6V程度の入力電圧に対して、3.3Vの安定化させるアップダウンレギュレータが必要となります。
以下がレギュレータ候補です。


最低電圧(昇圧)が0.7Vと良いのですが、入力電圧が3.3Vなのと出力電流が0.2Aと小さい過ぎる。


以前これを使った事が有るが、昇圧と降圧電圧の切り替え時、ハンチングした経験があるがこの基板であったかは定かでないので再度手配する。
ストロベリーリナックス発注

GCと組み合わせてスペックの1.8V~5.5Vを振ってみた時の特性を見てみたい。
また5.5V充電後の負荷特性(使用時間:5.5V->2.0Vに落ち込む時間)を見てみたい。モーター電流+ESP32=約200mAを流して実験。


上記回路図が、DCC制御と混在して走行する車両(WiFi指令)の回路図です。
±18Vの交流電力に情報信号を上乗させて走行させるレールを利用して電力のみ活用した車両です。(情報はWiFiより受け取ります)
±18Vを全波整流して、抵抗分割にて5.6Vを得る、その電圧をスーパーコンデンサ(GC)に加え充電するとともに3.3V昇減圧DCDCコンバーターと
12Vアップコンバーターに加えて、マイコン電源とモーター電源としています。
レールと車輪間で電力が遮断された時は、GCより電力が供給されるので制御信号が途絶えることはなくモーター電力も確保されDCC制御より信頼性の
高いシステムが構築されます。
ただ、このシステムで昇圧時と降圧時の切り替え部でハンチングが発生していたので、再度再現実験を行いますが上記回路と異なる部分は、今回のシステム
は、鉄道模型全体をDCCから全システムをWiFiシステムとするので、電力システム部が大きく異なる事から前回の課題はクリアされる可能性が大です。

電源部の新システムの回路です。 <赤枠部のみ有効:マイコン部は後日変更します。>

ただしマイコンは、ESP32 に変更予定ですのでここでは変更されていません。マイコン部の検証が出来た時点で修正します。(下図は拡大可能)



GCが入荷した時点で、充放電特性を計測してみます。
昇圧コンバーターのLTC31211(モーター用10V出力用)は、2.5V~15Vまでの入力に対して、10Vを出力(2.5V-15V可変可)してくれます。
この基板の特性も併せて計測します。